eポートフォリオについて

VELCテスト成績一覧VELC Testのeポートフォリオは、受験者一人ひとりに用意するオンラインの「英語のカルテ」。
VELC Test® PP は解答用マークシート到着の翌日中に、VELC Test® Onlineは試験実施の翌日中にはeポートフォリオ上で結果を通知します。また、自分で受験したTOEIC Testのスコアを入力し、VELC Testの受験結果と併せて管理することもできます。
eポートフォリオは、英語力をオンラインで経年的に管理・閲覧できる大変便利なシステムです。

eポートフォリオは,以下の環境を推奨いたします。

推奨OS:
Windows 7, 10 以降・ MacOS X 以降
推奨ブラウザ:
Internet Explorer 8.0以上・ Firefox 40.0以上・ Google Chrome 50以上・ Safari
携帯電話・スマートフォン:
フューチャーフォン(docomo, au, softbank)・ iPhone, iPad(iOS9~)・ Android OSスマートフォン、タブレット

※それ以外の環境での動作は保証いたしかねます。

スコアレポート

VELCテスト成績一覧

スコアレポートでは、総合スコアだけでなく、

  • 分野別(リーディング、リスニング)
  • パート別(リーディング語彙力/文法・構文力/内容把握力、リスニング語彙力/音声解析力/内容把握力)

についてのスコアも表示します。

スコアは、レベル表示をグラフで示し、パート別のバランスをレーダーチャートでも見ることができます。学力を数値だけでなく、視覚的に確認することができますので、今後の学習で強化すべき技能を把握できます。

スコアレポートの見方

TOEIC予測スコアと総評

TOEIC変換点と総評

VELC Testスコアから、おおよその目安となるTOIEC Testのスコアを換算し、表示します。

受験結果を日本人大学生の平均値と照らし合わせ、平均と比べてどの程度の英語力があるのかの「総評」もレポート。受験者の弱点を指摘し、今後どのようなことに気をつけて学習していくべきかの総合的なアドバイスも行います。

知識・スキル別の細分型診断

TOEIC変換点と総評

テストに解答するために必要な知識やスキルを細分化し、それぞれの能力を診断。
問題の一つひとつを分析し、その問題に解答するにはどのような知識・スキルが必要であるかを洗い出すことで、従来にはなかった細分スキルに関する診断フィードバックができるようになりました。

具体的には、

  • あいまい母音を含む語の聞き取り能力
  • リンクして発音された語句の聞き取り能力
  • 関係詞を含む節を理解する能力
  • 比較的長めの主語を正しく理解する能力
  • 挿入的要素、表現などがある文を理解する能力

などについて診断し、全国の大学生の標準正答率との比較を表示します。
正答率の表示だけではなく、今後、どのような面を補強していけばより英語力を向上できるかのアドバイスも行います。

状況別Can Doレベル

VELC Testの状況別Can Doレベルでは、「Can Do Statements」と言って、そのテストであるスコアを取った学生が「実際には英語で何ができるのか」を言葉で表現したものを用意しています。
VELC Testの状況別Can Doレベルには、2つの特徴があります。

特徴1 日本人学生に特化した身近で想定しやすい内容

特徴の一つは、“can do” の内容が、日本で暮らす日本人大学生にとって身近で実生活に関連したものになっている、ということです。具体的には、リスニング・リーディングの状況として、それぞれ次の10の状況を設定しフィードバックします。

リスニング
中学英文中学レベルの教材を読み上げた録音を聞いて…
日本人の授業日本人の先生が授業中に簡単な英語で指示するのを聞いて…
高校英文高校レベルの教材を読み上げた録音を聞いて…
ネイティブ授業ネイティブスピーカーの先生の英語の授業を受けて…
テンポのゆっくりした英語の歌(バラードなど)を聞いて…
海外アナウンス海外旅行中、空港や駅などで出発便やプラットフォームなどの英語のアナウンスを聞いて…
海外の店員海外旅行中に食事・買い物のために店に入り、あなたの言ったことに店員さんが答えるのを聞いて…
ニュースCNNなどの海外で作成されたニュース番組を見て…
映画英語の映画を字幕なしで見て…
ネイティブ会話ネイティブスピーカー同士が自然に話しているのを聞いて…
リーディング
中学英文中学レベルの教材として書かれた英文を読んで…
高校英文高校レベルの教材として書かれた英文を読んで…
海外の駅海外の公共交通機関の駅での英語の掲示(切符の買い方・値段など)を見て…
メール 自分あてに書かれた簡単な英語のe-メールの文を読んで…
英英辞書学習者用に編纂された英英辞典(Longmanなど)の定義文を読んで…
メニュー海外レストランの英語メニューで料理名と説明を読んで…
やさしい読み物学習者用に書きなおされた短い小説を読んで…
国内新聞日本で出版された英語の新聞で国内ニュースを読んで…
海外新聞海外で出版された英語の新聞でニュースを読んで…
小説海外で出版された英語のベストセラー小説を読んで…

特徴2 「できる・できない」ではない、具体的な理解度を提示

もう一つの特徴は、“can do” “cannot do”の二者択一ではなく、それぞれの状況でどの程度の理解度が想定されるのかをきめ細かにフィードバックできる、ということです。
VELC Testの 状況別Can Doレベルでは、単純に「できる・できない」を超えて、どの程度できるのか、ほとんどすべて理解できるのか、おおよそ理解できるのか、半分程度なのか、ほとんど理解できないのか、をフィードバックすることができます。

下記は、平均的な英語力の日本人大学生に対する状況別Can Doレベルです。
中学英文中学レベルの教材を読み上げた録音を聞いて80%程度は理解できる。
日本人の授業日本人の先生が授業中に簡単な英語で指示するのを聞いて75%程度は理解できる。
高校英文高校レベルの教材を読み上げた録音を聞いて50%程度は理解できる。
ネイティブ授業ネイティブスピーカーの先生の英語の授業を受けて40%程度は理解できる。
テンポのゆっくりした英語の歌(バラードなど)を聞いて30%程度は理解できる。
海外アナウンス海外旅行中に空港や駅などで出発便やプラットフォームなどのアナウンスを聞いて25%程度は理解できる。
海外の店員海外旅行中に食事・買い物のために店に入り、あなたの言ったことに店員さんが答えるのを聞いて25%程度は理解できる。
ニュースCNNなどの海外で作成されたニュース番組を見て10%程度は理解できる。
映画英語の映画を字幕なしで見て10%程度は理解できる。
ネイティブ会話ネイティブスピーカー同士が自然に話しているのを聞いて5%は理解できる。

なお、これらのパーセント数値は、全国さまざまなレベルの大学生への聞き取りデータをもとに、項目応答理論(ラッシュモデル)を用いた分析によって判明するものです。

学校での管理・ご活用

学校用に用意されるeポートフォリオには、学生の英語力の推移の把握や、受験後の学生の学習指導に役立てるための資料やツールが用意されています。 例えば、

  • 学生のリストをつくり、グループ内での順位やスコアなどをCSVデータとして書き出す
  • 経年グラフによる英語力の推移を個人別に閲覧する
  • アナウンス機能を使い、たくさんの学生に一斉に同じメッセージを送る
  • 自校の年度ごとの結果比較を行う

といったことを、eポートフォリオでは簡単に行うことができます。